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様々な慢性的な体調不良の原因が実はグルテン不耐性?
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様々な慢性的な体調不良の原因が実はグルテン不耐性?

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・片頭痛や貧血から関節痛までさまざまな慢性的な体の不調の原因となる可能性があるグルテン不耐性
・併せて知っておきたいグルテン不耐性の症状と酷似しているフルクタン不耐性

 

アメリカでは最大50%もの人が潜在的に持っていると言われているグルテン不耐性。長い間、米を主食としていた日本人にはあまり関連性がないと思われている上に単なる流行のダイエットと思われがち。そのため日本ではあまり注目されていなかったのですが、食の欧米化が進むにつれて、日本でもグルテン不耐性が重要な健康問題として認識されるようになっています。今回は、以前の記事に引き続き、グルテン不耐性により日々生じる可能性のある体の不調について深堀りしていきます。

 

こんなにたくさんあるグルテン不耐症の症状

グルテン不耐症が及ぼす主な症状として、腸粘膜の炎症や、腸管の絨毛の委縮による慢性的な下痢や腹痛などの消化器系のトラブルが多いと言われていますが、その他、以下のようなさまざまな慢性的な体の不調の原因となっている可能性を多くの専門家が指摘しています。

片頭痛

原因がなかなか特定できない慢性的な片頭痛に悩んでいる人は多いのですが、グルテン不耐症の人の25%もの人が片頭痛持ちであるということが報告されています[#]“Can Gluten Cause Migraine Headaches?” 2020. November 6, 2020. https://theceliacmd.com/migraines-gluten/. 。パンを食べて頭痛が生じるなんて意外な感じがしますが、実際に食事からグルテンを取り除いたら片頭痛が改善されたという例もあるので、一度疑ってみるのも良いかもしれません。

 

 

貧血

鉄分不足などにより、めまいや立ちくらみ、息切れや頭痛などの症状を引き起こす貧血は、主に女性で多くみられますが、グルテンの消化が正常に行われないと鉄分の吸収を阻害し貧血の原因になる可能性があることが指摘されています。3ヵ月間グルテンフリーダイエットを実践し貧血が改善されたケーススタディーもあります。鉄分を補給しても貧血が改善されないといった人は、グルテン不耐性により鉄分が十分に吸収されていない可能性があります。

 

便秘

お腹の緩みなどの消化器系のトラブルとは反対に、便秘もグルテン不耐性が原因となる可能性が指摘されています。人によっては、下痢と便秘を繰り返す症状を伴う可能性もあり、食事からグルテンを取り除くことで改善されることも[#]Sadeghi, Amir, Shabnam Shahrokh, and Mohammad Reza Zali. 2015. “An Unusual Cause of Constipation in a Patient without Any Underlying Disorders.” Gastroenterology and Hepatology From Bed to Bench 8 (2): 167. 。グルテン以外の理由も色々考えられるので一つの可能性として意識してみては。

【関連記事】「便秘の解消法あれこれ。現代人が不足しがちなミネラルを摂りながら便秘を改善の一石二鳥のサプリとは?

 

腰痛や関節などの痛み。

体内の炎症を誘発すると言われているグルテンは、背中などの痛みの原因となる脊髄症、神経根障害、脊柱管狭窄症、または関節炎を引き起こす可能性があることが指摘されています[#]“Back Pain and Gluten: Are the Two Related? - Saratoga Spine : Saratoga Spine.” 2021, October. https://saratogaspine.com/back-pain-and-gluten/. 。関節炎はグルテンに対する自己免疫疾患のセリアック病の症状の1つ。セリアック病患者がグルテンの摂取をやめたところ、関節炎の症状が緩和されたという例は多くあるので、グルテン不耐症も肩や腰、首などの痛みに関与している可能性が指摘されています[#]“The Hidden Symptoms of Gluten Sensitivity - Gluten-Free Society.” 2018. June 9, 2018. https://www.glutenfreesociety.org/the-hidden-symptoms-of-gluten-sensitiv....

 

 

グルテンが原因ではなくフルクタンが原因の可能性も?

ある研究によると、どんなにがんばってグルテンフリーな食生活を送っていても一向に症状が改善されないという人は、フルクトース (果糖) 分子の重合体である多糖類のフルクタンに対する不耐性である可能性が指摘されています。このフルクタン不耐性は、膨満、げっぷ、便秘、または下痢等のグルテン不耐性の症状と酷似していると言われていますが、具体的には以下のような食品に含まれています。

 

グルテンを含む高フルクタン食品:小麦、スペルト小麦、ライ麦、大麦

グルテンを含まない高フルクタン食品

[果物]  スイカ、グレープフルーツ、柿、プラム、ザクロ、熟したバナナ
[野菜]  玉ねぎ、ネギ、アスパラガス、アーティチョーク、ビート、芽キャベツ、ニンニク、大豆製品
[豆類]  インゲン豆、エンドウ豆
[ナッツ類]  カシューナッツ、ピスタチオ

 

 

グルテンを避けたとしても、フルクタンが含まれた食品を摂取することで、上記のような症状が出る可能性があります。栄養豊富な食品にも含まれているため、食事から完全に取り除くことは難しいと言われていますが、まずは、数週間だけ食事からフルクタンが含まれた食品を取り除き、経過を観察し、症状が改善された場合にはフルクタン不耐性である可能性があるので、そこから少しづつフルクタンが含まれた食品を食事に取り入れ、どれくらいの量で症状が現れるかを経過観察しながら調整することが推奨されています[#] Lori Chong, R. D. 2019. “Should You Avoid Eating Fructans?” March 22, 2019. https://wexnermedical.osu.edu/blog/should-you-be-avoiding-fructans. 。健康的な食事をしているはずなのに、どうもお腹の調子が毎日悪いという人も、フルクタンが含まれた食材を多く摂っていないか確認してみると良いでしょう。

 

まとめ~様々な慢性的な体調不良の原因が実はグルテン不耐性?~
グルテン不耐性を知る正確なテストは存在しないため、グルテン不耐症を疑う人は、食事から取り除き試行錯誤を繰り返しながら経過を観察するしかありません。グルテン不耐性はみなさんが想像している以上に蔓延している可能性もあるため、まさか、自分がグルテン不耐性を持っているはずがない、という固定観念を捨てることで、慢性的な疾患や不快な症状を改善することができるかもしれません。世界中にはグルテンフリーで健康が改善された人が多くいます。数週間の食事の制限は少々ハードではありますが、それにより今後の毎日が快適に過ごせるかもしれません。

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