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肉食ダイエットでリウマチが改善。抱えている疾患は食事が原因かも?
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肉食ダイエットでリウマチが改善。抱えている疾患は食事が原因かも?

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・アメリカで話題の肉食ダイエットのおさらい
・リウマチが治った「ミハイラ・ピーターソン」の例とは?
・注意したいレクチンとリウマチの関係性
 

 

肉ばかり食べていると健康に良くない、という説はいつの間にか一般常識となり、健康のために食生活から肉を減らしている人も少なくありません。もちろん栄養バランスのとれた食事をすることは健康的な生活を送る上で大切なことですが、以前お伝えした肉食ダイエットの記事でも紹介したように、肉食ダイエットでリウマチが治ったという例もあります。今回はこの成功例を中心に、肉食ダイエットの注意点などをお伝えしていきます。

【関連記事】「「うそでしょ?!」と思ってしまう過激な肉食ダイエットがアメリカで話題になっている理由

 

肉食ダイエットを簡単におさらい

肉、魚、卵などの動物性食品のみの食生活を送る肉食ダイエットでは、植物性の食事を一切摂りません。コーヒーなどの植物性の飲み物まで控える人や、牛肉しか食べない人など、細かいやり方は個々に色々あります。かなり極端で過激な食事法ですが、減量や腸の健康の改善等の効果が報告されており、リウマチが治ったという実例もあるため、アメリカでは話題となっています。

 

リウマチが治った「ミハイラ・ピーターソン」の例

以前のブックレビューでも掲載した『12 Rules for Life: An Antidote to Chaos(人生の12のルール:カオスへの対抗法)』の著者「ジョーダン・B・ピーターソン」の娘であるミハイラ・ピーターソン。彼女は2歳の時に関節痛、7歳の時に重度の若年性関節リウマチと診断され、37もの関節で炎症を起こしていました。それ以降治療のため、ステロイド注射、処方薬としてメトトレキサート、ナプロキセンの投与、カナダでは過去に8歳という幼い子供では例がなかった免疫抑制剤であるエンブレル投与等、あらゆる治療を試みましたが一向に改善がないまま、12歳で重度のうつ病と双極Ⅱ型障害、14歳で慢性疲労と重度の体のかゆみ、17歳で股関節、足首の関節の置換手術、大学生に通う頃には、慢性疲労の悪化、重度のうつ病、かゆみ、薄毛、体重増加、口内炎、歯茎の出血、むずむず脚症候群、ブレインフォグ、鼻血等の数えきれない症状を抱え地獄のような日々を送っていたそうです。2歳で関節炎を発症し22歳になるまでの20年間、結局のところ一般の医学では彼女の治療を行うことが難しいと判断し彼女は食事療法を試みました。

 

トライ&エラーの食事療法

最初にトライしたのは、パレオダイエットよりも更に食品を限定した食事法。その結果、症状のほとんどが改善され薬の服用の必要もなくなりましたが、再度食事をもとに戻すと症状が再発。妊娠時には、乳製品を除いた肉と野菜のケトジェニックダイエットに取り組みますが症状の改善は見られず、トライ&エラーを繰り返したのち、植物性の食事や反芻動物以外の肉が体の炎症を起こしている可能性を見出しました。それ以降、牛や羊などの反芻動物の肉、塩、水のみの食生活を送ったところ、うつ病、かゆみ、関節痛等が改善し始め、肉食ダイエットを行ってからは無症状になりました。

この食事療法によるリウマチの改善は、決定的な研究結果が不足しているため、医者や専門家からは承認されていませんが、彼女の父親のジョーダン教授も同じ肉食ダイエットを実践したところ、うつ病や睡眠障害、極端な疲れ等が改善され、減量にも成功したことが報告されています。
 

 

 

 

レクチンとリウマチの関係性

肉食ダイエットとリウマチ症状の改善の関係性については、まだはっきりとした研究結果がありませんが、植物由来の反栄養素であるレクチンは、炎症性腸疾患、糖尿病、関節リウマチ、セリアック病などの炎症性疾患と関連していることが研究で分かっています[#] Gong, T., X. Wang, Y. Yang, Y. Yan, C. Yu, R. Zhou, and W. Jiang. 2017. “Plant Lectins Activate the NLRP3 Inflammasome To Promote Inflammatory Disorders.” Journal of Immunology 198 (5). https://doi.org/10.4049/jimmunol.1600145. 。意外にも腸の炎症は関節の炎症とも関連しているので、レクチンを排除することで腸の炎症を抑え、関節炎の症状も軽減される可能性が指摘されています[#]Cordain, L., L. Toohey, M. J. Smith, and M. S. Hickey. 2000. “Modulation of Immune Function by Dietary Lectins in Rheumatoid Arthritis.” The British Journal of Nutrition 83 (3). https://doi.org/10.1017/s0007114500000271.

重度の疾患で悩んでいる人は、炎症の原因となりうるレクチンを食事から排除することを検討してみても良いかもしれません。

【関連記事】「「健康的な食事」が病気の原因?レクチンの謎に迫る。

 


 

 

成功例が多数ある肉食ダイエットは1つの選択肢

あくまでも上記で述べた内容は、1つの例であり必ずしもこの食事法により症状が改善するかどうかの確証はありません。肉のみの食生活を送ることで、栄養素の不足や腸内細菌のバランス崩れといったリスクも考えられるので軽はずみで行うのはお勧めできません。しかし、医師でありボディービルダーでもある肉食ダイエットの先駆者的な存在のショーンベイカー氏のホームページでは、肉食ダイエットによるさまざまな疾患が改善された例も多く掲載されています。そのほとんどは、関節痛、うつ病、消化器系の症状の改善、また、多くの人が減量にも成功しています。完全な菜食主義で体調不調だった人が完全な肉食に移行する極端な食生活の変化により症状が改善した人もいるようです。

 


 

 

まとめ~肉食ダイエットでリウマチが改善。~
健康に良いから野菜を食べるという通説は、すべての人に当てはまるわけではありません。もちろん、野菜を食べて何も問題なく健康状態が保ている人は良いかもしれませんが、長年医者に通い薬などで治療を試みているのに改善が見られない人は、植物性の食事やその他日ごろ摂取している食事が関連している可能性が大いにあります。肉だけを食べるという偏った食事法でリウマチが改善したというのはあくまでも1つの成功例ですが、このことから食事がいかに体に大きな影響を与えているかを学ぶことができるのと同時に抱えている疾患の改善に希望を持つことができます。肉食のみというのはかなり極端で植物からしか摂取できないビタミンCなどの栄養素についての対処も考えなければいけません。でも、同じ植物を食べるにしても、茹でたり蒸したりの加熱調理によって植物のレクチンなどの反栄養素を減少させることができるということを知っていると、これらの反栄養素に過敏な体質の人は体へのダメージを減らすこともできます。今現在、重度の疾患で悩んでいる人は、体に炎症を与える可能性のある食事を徐々に排除したり調理法を工夫することで、個々で成功例を見つけだすチャレンジをしてみる価値はあるかもしれません。
 

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