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電磁波が危険というのは本当? EMFから身を守る方法
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電磁波が危険というのは本当? EMFから身を守る方法

geefee ポイント geefee ポイント

・EMFの酸化ストレスでDNAが損傷
・脳神経や免疫システムに悪影響を与える恐れ
・就寝時はEMFをシャットダウン
・EMFの害から身体を守る栄養素を摂取しよう
・成長期の子供はEMFから受ける影響が大きい
 

 

コンピューターや携帯電話、電子レンジにワイヤレス機器など、EMF(electromagnetic field、電磁波・電磁界)は日常のいたるところで発生しています。EMFの悪影響は耳にしたことがあっても、日々テクノロジーの恩恵を受けている現代人は、EMFの害よりも利の方に関心が行きがちです。しかし、最近、EMFの健康に対する悪影響について一部の専門家が注目し始めています。今回はEMFの発生源や身体への影響、EMFの害を最小限に抑える方法などをご紹介。便利な科学技術の陰に隠れた都合の悪い真実に、少しだけ目を向けてみましょう。

 

街を取り巻く見えない電磁波(EMF)って何?

コンピューターやスマートフォン、モバイル機器など、生活のあらゆるシーンにテクノロジーが溢れています。そして、テクノロジーのあるところでは、必ずといっていいほどEMFが発生しています。日中の活動時間だけではなく、就寝中においても、現代人は絶えず見えない電磁波にさらされているのです。

X線やガンマ線などの電離放射線と呼ばれる人体に有害な電磁波や太陽紫外線のUVが身体に悪影響を与えることは広く知られていますが、携帯電話やワイヤレス機器、Wi-Fiルーター、電子レンジなどが発するEMFなら大丈夫というわけではないのです。これらのEMFによる被ばくで、体内にはフリーラジカルが発生し、酸化ストレスの一因となってミトコンドリアにダメージを与えるほか、DNAを傷つける恐れもあることがわかっています[#]Kim JH, Yu D-H, Huh YH, Lee EH, Kim H-G, Kim HR. Long-term exposure to 835 MHz RF-EMF induces hyperactivity, autophagy and demyelination in the cortical neurons of mice. Sci Rep. Nature Publishing Group; 2017;7. doi:10.1038/srep41129  [#]Phillips JL E al. Electromagnetic fields and DNA damage. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19264461

ワシントン州立大学のマーティン・ポール教授をはじめ、多くの研究者が人間や動物、植物がワイヤレス機器から受ける影響を指摘しています。ポール教授によれば、EMFを浴びることにより、体内の電磁依存性カルシウムチャネル(VGCCs)が活性化[#]Pall ML. Electromagnetic fields act via activation of voltage-gated calcium channels to produce beneficial or adverse effects. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23802593 。大量のカルシウムが細胞内に流れ込むと、ペルオキシ亜硝酸という酸化ストレスの元凶を体内に作り出すのだそうです[#]Pall ML. How to Approach the Challenge of Minimizing Non-Thermal Health Effects of Microwave Radiation from Electrical Devices. 2015;ISSN: 2350–2557.

 

 

EMFには具体的にどんな健康リスクがある?

テクノロジーの発展のお陰で、10年、20年前と比較すると、生活が驚くほど便利になりました。便利さと引き換えに目をつぶってしまっているEMFのリスク。具体的にどういった影響が考えられるのかをチェックしてみましょう。

  1. DNAと遺伝子を傷つける
    ペルオキシ亜硝酸による酸化ストレスでDNAが損傷し、遺伝子の突然変異や癌の発生リスクが上がります[#]Pall ML. Electromagnetic fields act via activation of voltage-gated calcium channels to produce beneficial or adverse effects. J Cell Mol Med. Wiley-Blackwell; 2013;17: 958.
  2. 脳や神経に悪影響を及ぼす
    脳の保護膜や血液脳関門を傷つけ、アルツハイマーや不安症、うつ病が発生する可能性が高まります。特に妊娠中は要注意。妊娠中の母親が受けたEMFの量と自閉症の子供が生まれる割合の関連性を指摘する研究結果もあります [#]Pall ML. Microwave frequency electromagnetic fields (EMFs) produce widespread neuropsychiatric effects including depression. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26300312  [#]Eberhardt JL, Persson BRR, Brun AE, Salford LG, Malmgren LOG. Blood-brain barrier permeability and nerve cell damage in rat brain 14 and 28 days after exposure to microwaves from GSM mobile phones. Electromagn Biol Med. 2008;27: 215–229.  [#]Herbert MR, Sage C. Autism and EMF? Plausibility of a pathophysiological link - Part I. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24095003  [#]Qiu C E al. Occupational exposure to electromagnetic fields and risk of Alzheimer’s disease. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15475717
  3. 免疫システムへの悪影響
    ミトコンドリアの機能や細胞外膜、細胞たんぱく質にダメージを与え、免疫システムに悪影響を与えます[#]Johansson O. Disturbance of the immune system by electromagnetic fields-A potentially underlying cause for cellular damage and tissue repair reduction which cou... - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19398310
  4. 心臓に負担を与える
    不整脈や動悸などのほか、徐脈や頻拍などの心拍数の乱れを引き起こす可能性があります。また、血圧に影響を与える可能性があります[#]Saili L E al. Effects of acute exposure to WIFI signals (2.45GHz) on heart variability and blood pressure in Albinos rabbit. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26356390/
  5. 精子の運動量や生存率に影響を与える
    精子の運動量を8%、生存率を9%減少させるとの研究結果があります[#]Adams JA E al. Effect of mobile telephones on sperm quality: a systematic review and meta-analysis. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24927498 。男性不妊につながるため、ズボンのポケットなどに携帯電話を入れて持ち歩く人は要注意。
     

EMFの害から身を守る自己メンテナンス法

現代社会に生きる限り、生活からEMFをすべて排除することは不可能ですが、その害を少しでも軽減するように生活を工夫することはできます。

ワイヤレス機器の使用を最小限にし、インターネットはできるだけWi-Fiを使用しないこと。少なくとも寝る前にはWi-Fiルーターの電源を切り、EMFがより少ない環境で安眠しましょうgeefee point character コメント ! 超ハイレベルの就寝中のEMF対策として、このリンクにあるようなbed canopyがあります。https://emfields-solutions.com/shielding/canopies. ベッド全体を、金属入りの糸でできた蚊帳のようなもので囲むことで、ファラデーケージを作り、外部からのEMFの透過を防ぐというもの。geefee Takiも使用しています。これがないと複数の近所のWIFIが入るなか、このbed canopyの中では一切WIFIが届きません。使用した実感として、就寝前、なんとなく頭の中が静かな感じがします。熟睡感も増します。少し高価ですが、ご興味のある人は試す価値ありかも。 また、携帯電話はなるべく機内モードにしておく、移動中はカバンの中に入れて身体から離しておくなど、ちょっとした意識の変化で違いが出ます。また、胸のポケットに携帯電話を入れるのは厳禁。心臓への影響が懸念される他、女性の場合は乳がんの原因にもなりえます[#]West JG, Kapoor NS, Liao S-Y, Chen JW, Bailey L, Nagourney RA. Multifocal Breast Cancer in Young Women with Prolonged Contact between Their Breasts and Their Cellular Phones. Case Rep Med. Hindawi Limited; 2013;2013. doi:10.1155/2013/354682

身近過ぎてつい見逃しがちですが、最もEMF発生量が多い家電は電子レンジ。できるだけ使用を減らして、過熱水蒸気オーブンなどで代用しましょう。使用する場合は、使用中に少し離れるようにしましょう。

EMFは、その発生源からの距離によって、強さが等比級数的に減衰していきます。したがって、携帯電話などを肌につけている状態と、1メートルくらい離れた状態とでは比較にならないくらい前者のほうがその悪影響が強いのです。したがって、ポケットに携帯を入れるのではなく、カバンに入れるということだけでも、浴びるEMFの量を相当減らすことが可能です。

こうしたEMF発生源に関連する日々の工夫のほかに、食べ物やサプリメントでEMFの害を減らす方法もあります。次に抗EMFに効果的な栄養素をご紹介します。

 

EMFの害を減らす効果が期待できる栄養素やサプリ

  • マグネシウム
    EMSがカルシウムチャンネル(VGCCs)に与える影響を軽減し、過剰なカルシウム発生を防ぎます[#]Hartzell HC, White RE. Effects of magnesium on inactivation of the voltage-gated calcium current in cardiac myocytes. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2559140
  • 水素
    ペルオキシ亜硝酸などのフリーラジカル要因を抑えて、EMFによるダメージを軽減します[#]Chuai Y E al. Molecular hydrogen and radiation protection. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22537465  [#]Penders J E al. ONOOH does not react with H2: Potential beneficial effects of H2 as an antioxidant by selective reaction with hydroxyl radicals and peroxynitrite. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25086438
  • Nrf2経路の活性化
    Nrf2経路を活性化させると、活性酸素分解酵素やカタラーゼなど、細胞内の抗酸化物質を上昇させ[#]Ma Q. Role of Nrf2 in Oxidative Stress and Toxicity. Annu Rev Pharmacol Toxicol. NIH Public Access; 2013;53: 401.  [#]Zhu H E al. Role of Nrf2 signaling in regulation of antioxidants and phase 2 enzymes in cardiac fibroblasts: protection against reactive oxygen and nitrogen sp... - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15896789 、炎症を抑えて、ミトコンドリア機能を正常化させる働きもあります[#]Holmström KM, Kostov RV, Dinkova-Kostova AT. The multifaceted role of Nrf2 in mitochondrial function. Current Opinion in Toxicology. Elsevier; 1: 80.  [#]Kobayashi EH, Suzuki T, Funayama R, Nagashima T, Hayashi M, Sekine H, et al. Nrf2 suppresses macrophage inflammatory response by blocking proinflammatory cytokine transcription. Nat Commun. Nature Publishing Group; 2016;7. doi:10.1038/ncomms11624 。Nrf2経路はブロッコリースプラウトなどに含まれるスルフォラファン、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸、トマトに含まれるリコピンなどで活性化することができます[#]Sun Y, Yang T, Leak RK, Chen J, Zhang F. Preventive and protective roles of dietary Nrf2 activators against central nervous system diseases. CNS Neurol Disord Drug Targets. NIH Public Access; 2017;16: 326.
  • スパイス
    シナモンやクローブ、ショウガ、ローズマリー、ターメリックなどのスパイスは、ペルオキシ亜硝酸の害から身を守るとともに、ダメージ部分を修復する働きも期待されています[#]Ho SC E al. Protective capacities of certain spices against peroxynitrite-mediated biomolecular damage. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18063286

 

テクノロジー時代の健康リスク管理

テクノロジーの進化は留まることがありません。近い将来、家電やオフィス機器をはじめ、生活のあらゆる側面においてEMFを利用したワイヤレス機能でいろんなモノがリンクされる時代に突入することでしょう。

そんな便利な時代に生まれる子供たちは、生まれた時からたくさんのEMFに囲まれています。スマートフォンを使いこなし、タブレット学習にいそしむなど、ますます幼い時から高度なデジタル社会の恩恵を受けるようになることでしょう。しかし、脳も身体もまだ発展途上の子供は、大人よりもEMFのダメージが大きくなりがち[#]Kheifets L E al. The sensitivity of children to electromagnetic fields. - PubMed - NCBI [Internet]. [cited 20 Oct 2018]. Available: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16061584 。特に脳への影響が懸念されています。

便利なテクノロジー社会ならではの見えないリスク、EMF。人間の健康に与える影響の大きさをしっかり認識したうえで、大人も子供もより健康で安全にテクノロジーを利用したいですね。