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美しく健康的な肌、髪、爪を手に入れよう!話題の美容サプリメントの効果を検証。
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美しく健康的な肌、髪、爪を手に入れよう!話題の美容サプリメントの効果を検証。

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・食品やサプリメントから積極的に摂取したいコラーゲン
・髪の成長を促進するビタミンDは日光浴で得る
・ケイ素は髪、肌、爪の健康に効果的
・テストステロンのレベルを調整するノコギリパルメットで抜け毛を防ぐ
・効果が不明なビオチンのサプリメント

 

女性にとっても男性にとっても健康的で美しい体を保つことは誰もが望むこと。ネットで検索したショップや店頭には、効果がありそうな宣伝文句の美容関連のサプリメントが数えきれないほど売られています。どれを選んでいいか分からない上に、購入してはすぐにまた新商品を試してみたり、となかなか効果的なサプリメントが見つからない人も多いのでは?今回は、正しく美容サプリメントを選択するために科学的根拠に基づいた美容系サプリメントの効果を検証し解説していきます。

 

積極的に摂取したいコラーゲン

以前の記事でもお伝えしたコラーゲンは[関連記事:ハリのある肌や柔軟な関節、健康的な髪をサポートするコラーゲンの効果的な取り方]、腱、靭帯、皮膚、筋肉などの結合組織を構成するたんぱく質の一種で[#]Lodish, Harvey, Arnold Berk, S. Lawrence Zipursky, Paul Matsudaira, David Baltimore, and James Darnell. 2000. “Collagen: The Fibrous Proteins of the Matrix.” In Molecular Cell Biology. 4th Edition. W. H. Freeman. 、爪や髪や皮膚の成長因子として重要な役割を果たします。ある研究では、2.5g~5gのコラーゲンのサプリメントを8週間服用した女性の皮膚の弾力性が、服用しなかった女性に比べて大幅に増加したと報告されています[#]Proksch, E., D. Segger, J. Degwert, M. Schunck, V. Zague, and S. Oesser. 2014. “Oral Supplementation of Specific Collagen Peptides Has Beneficial Effects on Human Skin Physiology: A Double-Blind, Placebo-Controlled Study.” Skin Pharmacology and Physiology 27 (1). https://doi.org/10.1159/000351376. 。年齢を重ねるにつれて体内で生成されるコラーゲンレベルが低くなりシワや肌が乾燥しやすくなります[#] Ganceviciene, Ruta, Aikaterini I. Liakou, Athanasios Theodoridis, Evgenia Makrantonaki, and Christos C. Zouboulis. 2012. “Skin Anti-Aging Strategies.” Dermato-Endocrinology 4 (3): 308. 。そのため、コラーゲンを補給することで、肌がより柔らかくなめらかになると言われています。コラーゲンは食べてもどうせ消化されるので意味がない、と主張する人もいますが、そんなことはありません。確かに消化されてアミノ酸に分解されますが、コラーゲンを構成しているアミノ酸で通常のお肉などにはあまり含まれていないアミノ酸がいくつかあります。特に「グリシン」というアミノ酸がコラーゲンには豊富に含まれ、他の効率的な供給源があまりないため、やはりコラーゲンを摂取することの意味があるのです。

鶏皮、豚皮、牛のスジ肉、魚などの食品はコラーゲンの供給源ですが、ボーンブロスのような骨を煮詰めて作ったスープはコラーゲンを摂取するのに適した食材。また、加水分解されたコラーゲンのサプリメントは効率的に体内で吸収されやすく効果的と言われています。

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ビタミンDはサプリメントよりも日光浴を!

太陽の光を浴びることにより皮膚で生成されるビタミンDは、うつ病の緩和、免疫力の向上など人の体には不可欠ですが、ビタミンDの不足により髪の成長に悪影響を与え脱毛の原因となる可能性があります[#]Rasheed, H., D. Mahgoub, R. Hegazy, M. El-Komy, Abdel Hay R, M. A. Hamid, and E. Hamdy. 2013. “Serum Ferritin and Vitamin D in Female Hair Loss: Do They Play a Role?” Skin Pharmacology and Physiology 26 (2). https://doi.org/10.1159/000346698. 。ある研究では、脱毛症を患った女性のビタミンDレベルが低い傾向があることが分かっています[#]Rasheed, H., D. Mahgoub, R. Hegazy, M. El-Komy, Abdel Hay R, M. A. Hamid, and E. Hamdy. 2013. “Serum Ferritin and Vitamin D in Female Hair Loss: Do They Play a Role?” Skin Pharmacology and Physiology 26 (2). https://doi.org/10.1159/000346698. 。また、ビタミンDは、魚介類・乾燥キノコ(シイタケやキクラゲやマイタケ)、卵等、食事でも摂取することができます。食事による日本人のビタミンD推奨摂取量は、1日あたり15µg。これは日照によるビタミンDを含みません。日光浴によるビタミンDの産生は2時間で約7.5µgになるので、日光浴は貴重なビタミンDの供給源となります。また、サプリメントでも補えますが、ビタミンDカウンシルという米国の医師主催の非営利団体によると、サプリで摂るのであれば日光浴の際に体内で合成されるのと同じ種類のビタミンD3が推奨されています。

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髪、肌、爪の健康に効果的なケイ素(シリカ)

人間の生命維持に欠かせない微量ミネラルであるケイ素は、歯や骨、関節の働き、免疫システムの正常化等、多くの役割を持っていますが、髪や肌、爪を美しく保つ効果もあります[関連記事:肌、髪、骨の健康に効果絶大!?「ケイ素」を上手に摂取する方法]。また、ケイ素はビタミンCと共にコラーゲンの体内での合成を促進します。老化防止の効果が期待できる優れたミネラルです。

ニンジンやジャガイモなどの根菜類、つくしなどからも摂取できますが、近代農法による土壌品質の変化によりミネラル成分が減少していると言われています。EFSA(欧州食品安全機関)による食品からの摂取量は1日に20mg~50mg。サプリメントで摂取する場合は、1日に1mg~75mgが目安とされています。タブレットのタイプが多く販売されていますが、液体タイプのサプリメントだとお水に入れて飲む方法だけではなく、直接肌に吹き付けることもできるのでおススメです。なお、過剰に摂取すると、腎臓に負担がかかり腎臓結石などの原因にもなる可能性があるので、摂取量に注意しましょう。

 


 

 

抜け毛を防ぐノコギリパルメットのサプリメント

アメリカの南東部に自生するヤシの一種であるノコギリパルメットは、前立腺疾患や尿路症状の改善や[#]Goldmann, W. H., A. L. Sharma, S. J. Currier, P. D. Johnston, A. Rana, and C. P. Sharma. 2001. “Saw Palmetto Berry Extract Inhibits Cell Growth and Cox-2 Expression in Prostatic Cancer Cells.” Cell Biology International 25 (11). https://doi.org/10.1006/cbir.2001.0779.  [#]Shi, R., Q. Xie, X. Gang, J. Lun, L. Cheng, A. Pantuck, and J. Rao. 2008. “Effect of Saw Palmetto Soft Gel Capsule on Lower Urinary Tract Symptoms Associated With Benign Prostatic Hyperplasia: A Randomized Trial in Shanghai, China.” The Journal of Urology 179 (2). https://doi.org/10.1016/j.juro.2007.09.032. 、前立腺の細胞への損傷を防ぎ炎症を軽減[#]Fm, Abdel Bar. 2015. “New Chalcanonol Glycoside From the Seeds of Saw Palmetto: Antiproliferative and Antioxidant Effects.” Natural Product Research 29 (10). https://doi.org/10.1080/14786419.2014.960413.  [#]Pham-Huy, Lien Ai, Hua He, and Chuong Pham-Huy. 2008. “Free Radicals, Antioxidants in Disease and Health.” International Journal of Biomedical Science: IJBS 4 (2): 89. 、テストステロンのレベルを調整[#]Abram McBride, J., Culley C. Carson, III, and Robert M. Coward. 2016. “Testosterone Deficiency in the Aging Male.” Therapeutic Advances in Urology 8 (1): 47. など多くの健康効果が示唆されています。また、テストステロンを、抜け毛の進行を促進するDHT(ジヒドロテストステロン)に変換してしまう酵素である5α-Rの活性を抑える働きもあると言われています[#]Murugusundram, Sundaram. 2009. “Serenoa Repens: Does It Have Any Role in the Management of Androgenetic Alopecia?” Journal of Cutaneous and Aesthetic Surgery 2 (1): 31. 。ある研究では、23歳~64歳の男性の60%が、ノコギリパルメットの抽出物を摂取し脱毛症が改善されたとの報告も[#]Prager, N., K. Bickett, N. French, and G. Marcovici. 2002. “A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Trial to Determine the Effectiveness of Botanically Derived Inhibitors of 5-Alpha-Reductase in the Treatment of Androgenetic Alopecia.” Journal of Alternative and Complementary Medicine 8 (2). https://doi.org/10.1089/acm.2002.8.143. あります。なお、男性ホルモンテストステロンがDHTに転換されるのを抑制する抗アンドロゲン薬に比べるとその効果は半分程という研究結果もありますので、その効果はあなどれません[#]Rossi, A., E. Mari, M. Scarno, V. Garelli, C. Maxia, E. Scali, A. Iorio, and M. Carlesimo. 2012. “Comparitive Effectiveness of Finasteride vs Serenoa Repens in Male Androgenetic Alopecia: A Two-Year Study.” International Journal of Immunopathology and Pharmacology 25 (4). https://doi.org/10.1177/039463201202500435.

このノコギリパルメットはソーパルメットとも呼ばれサプリメントの形で摂取することができます。推奨量は特に決められていませんが、目安は1日に160mg~320mg。購入したサプリメントの摂取量に従って摂取してください。また、ほとんど副作用がなく安全ですが、頭痛や吐き気やめまいなどの症状も報告されています[#]Avins, Andrew L., Stephen Bent, Suzanne Staccone, Evelyn Badua, Amy Padula, Harley Goldberg, John Neuhaus, Esther Hudes, Katusto Shinohara, and Christopher Kane. 2008. “A DETAILED SAFETY ASSESSMENT OF A SAW PALMETTO EXTRACT.” Complementary Therapies in Medicine 16 (3): 147. 。ホルモンレベルに影響を与える可能性もあるので、妊娠中や母乳中などの人は服用しないようにしましょう[#]Teichert, Martina, Eugene van Puijenbroek, and Bruno H. Stricker. 2017. “Contraindicated Use of 5‐alpha‐reductase Inhibitors in Women.” British Journal of Clinical Pharmacology 83 (2): 429.

 


 

 

話題のビオチンサプリメントの効果は不明?

ビオチンはビタミンB群の1つで、体内で食物のエネルギーの変換を助ける働きをします。髪や肌、爪を形成するたんぱく質であるケラチンの生成を補助することから、ビオチンが美容に効果的と言われていますが、小規模な研究が多く、その効果は判断するには更なる研究が必要なようです[#]“Office of Dietary Supplements - Biotin.” n.d. Accessed June 17, 2020. https://ods.od.nih.gov/factsheets/Biotin-HealthProfessional/.

また、ビオチンは、卵黄、内臓肉、カリフラワー等に多く含まれビオチン欠乏はまれといわれています。逆にサプリメントを摂取することで体内のビオチンレベルが上がり貧血、心臓病、甲状腺への健康リスクがある可能性がアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)により示唆されています。

 

~まとめ―肌、髪、爪のための美容サプリ~

健康で元気な人は内からの美しさを放つもの。一方、整形などで表面だけきれいにしても人を惹きつけるような美しさを得ることはできないものです。そうした中で特に湧き出る美しさを印象付けるポイントとして、肌や髪の美しさが挙げられます。肌、髪、爪の健康に良いと考えられているコラーゲンやケイ素やノコギリパルメットは、こうした美容効果だけではなく、他の健康効果も期待できるので、摂取量や摂取方法に注意してサプリメントで摂取してみては?また、積極的に食事や日光浴から摂取したいビタミンDはサプリメントという手もあります。効果がちょっと不明なビオチンは、サプリメントではなく、食事から自然に摂取する程度で良いかも。

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