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連載コラム カナダ在住薬剤師が伝授!実践サプリ講座(4) サプリメント選びのお助けサイト「Labdoor」
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連載コラム カナダ在住薬剤師が伝授!実践サプリ講座(4) サプリメント選びのお助けサイト「Labdoor」

 

皆さんがサプリメントのメーカーを選ぶ際のポイントは何ですか? 信頼できそうな大手メーカー? リーズナブルな価格? 効きそうなパッケージのデザイン? さまざまな要素があると思いますが、やはりそのサプリの品質や安全性が一番の決定要素ですよね。

しかし、そのサプリの品質はどのように判断すればよいのでしょう? 私自身もいつも疑問に思っていました。例えばビタミンC一つをとってもさまざまなメーカーが製造販売しています。メーカーによって添加物もさまざまですし、すべて同じ効果があるとも思えません。サプリの品質を判断するツールはあるのでしょうか?

サプリの純度・安全性を調査・公開しているサイト「Labdoor」

そんな皆さんに興味深いサイトをご紹介したいと思います。 

Labdoorウェブサイト
 

このサイトでは、さまざまなメーカーのサプリの純度、安全性などをFDA登録テスト機関を使って独自に調査し、公開しています。「このサプリの純度を調べてほしい」といった個人からのリクエストにも応えているようです。

このサイトはこのようなテストや調査を繰り返し、サプリの種類ごとに独自のランキングも作成しています。

サプリ選びに役立つランキングも掲載

例えば皆さんおなじみのビタミンCのランキング内のサプリメントはこちら

 

 

ご覧のように

1.    ラベルの正確さ
2.    製品の純度
3.    栄養成分としての価値
4.    成分の安全性
5.    成分の生体内での有効性

 

のすべてをテストし、その結果を考慮してランキングが示されています。また、1回服用量当たりの価格も明記されているので、個人のさまざまなニーズにあったサプリを選択できるのです。

また、このサイトでは人気サプリランキングも教えてくれています。このサプリランキングを見て、私自身が興味深いと思った5つサプリを紹介したいと思います。
 

1)プレワークアウト(エクササイズ前に摂取すると筋肉増強などに効果的なサプリ)

私自身、今エクササイズにはまっているので、良質なワークアウトサプリを探していたのですが、この調査結果を見て驚きました。砂糖、着色料、水銀、カドミウムといった消費者が絶対に摂りたくない驚くような成分がワークアウトサプリによっては含まれていることが示されていたのです。このサイトを見ると、どのブランドの製品からこれらの物質が検出されたかがわかります。

また、パッケージはいかにもエクササイズ前に摂ると筋肉増強に効果的だと思わせるようなデザインですが、有効成分を明確に記していないブランドもあるようです。プレワークアウトサプリの主な有効成分はクレアチニン、アルギニンなどのアミノ酸なのですが、パッケージに惑わされず、含有成分に気を付けて購入したいものです。

 

2)プロバイオティック

お腹の調子を整える良性菌は、アレルギーなどにも有効であるとされ、さまざまな研究が進められています。しかし、そんなプロバイオティックにも微量ですがカビや大腸菌、サルモネラ菌などが含まれてしまっているメーカーもあるようです。また、プロバイオティックは投与量や最大投与量が定まっていないので、さまざまな含有量のサプリがあり、消費者にとっては選択が困難なサプリといえます。

 

3)フィッシュオイル

DHAやEPAなどでおなじみのフィッシュオイル。脳の発達に役立つともいわれ、現在では乳児用の粉ミルクにも配合されているほどです。魚介類を比較的多く摂る日本人と違い、欧米人は魚を食べることが少ないのでとても重要なサプリなのですが、やはり気になるのは水銀含有量。メーカーによっては許容摂取量を上回る水銀を含んでいるフィッシュオイルサプリもあるそうで、注意が必要ですね。

 

 

4)ダークチョコレート

脳疲労に有効といわれているダークチョコレート。私は薬局勤めですが、たまに昼休憩なしの14時間勤務の日にはこのダークチョコレートを必ず持参します。集中力が切れそうなときに一口食べるとダークチョコレートに含まれる糖分とカフェインが脳に染み渡る感じがするというのが私個人の経験ですが、皆さんも同じように感じたことがあるのではないでしょうか?

このダークチョコレートに含まれるカカオにはポリフェノール(フィトケミカル)が多く含有されており有用なのですが、これはサプリというより食品に入るのでメーカーにより、糖分、カロリーの差が大きいです。また、すべての製品に微量のカドミウム、鉛などの重金属が含まれてしまっていることも驚くべき結果です。

チョコレートに関する詳しい記事はこちら

 

5)ビタミンD 

免疫系に大きく関与し、カルシウム吸収にもとても重要なビタミン。日光浴によって体内でビタミンDは生合成できるのですが、室内で過ごす時間が多い現代人にはサプリとして摂ることの有益性が注目されています。特に私が住むカナダでは、冬が長く、乳児から老人まですべての人にビタミンDをサプリとして摂取するようにヘルスカナダは勧めています。

ですからビタミンDの種類がとても多く、錠剤が飲めない人などにもチュアブルや液体状などさまざまな製品が流通しています。調査結果をみると、やはりチュアブルには人工甘味料や着色料などが多く含まれているものもあるようです。

また、ラベル表示量を大きく上回ってビタミンDが含有されているサプリもあるようです。ビタミンDは過量投与の毒性が少ないといわれていますが、脂溶性ビタミンなのでやはり注意が必要です。

ビタミンDに関する詳しい記事はこちら

 

このサイトを見ると、市場に出回っているすべてのサプリがパッケージに書かれているような有効性を発揮するわけではなく、なかには健康を害する恐れのある成分を含むものもあるということがわかります。サプリのメーカーを選ぶ際には、このようなサイトを上手に活用することをお勧めします。