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子供達は疲れている。親にも認識して欲しいソーシャルメディア・スマホ依存。
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子供達は疲れている。親にも認識して欲しいソーシャルメディア・スマホ依存。

geefee ポイント geefee ポイント

・多種多様のプラットフォームがあるソーシャルメディア
・ソーシャルメディアの使用による精神の健康へのリスク
・デジタルデトックスでスマホ離れ

 

あなたは1日にどれくらいスマホを触っているか認識がありますか?また、自分のお子さんについてはどうでしょう?

ワシントンD.Cにある非営利団体の国立健康研究センターが発表したデータによると、思春期の若者の45%が常時スマホを使っているオンライン漬け状態にあることが分かっています。現代の20代を含む若者の間ではソーシャルメディアの常時使用は当たり前。時間があれば無意識にスマホを開きありとあらゆる情報を受発信しています。過度なソーシャルメディアの利用。そこにはどのような悪影響があるのでしょうか?

 

コミニュケーションツールとしてのソーシャルメディア

思春期の女子の40%以上、男子の20%以上が1日3時間以上ソーシャルメディアを使用しているというデータが発表されています[#]Anderson M, Jiang J. Teens, social media & technology 2018. Pew Research Center. 2018; 31:2018. 。これには、Instagram、Facebook、Youtube、Twitterなどの一般的なプラットフォームが含まれ、コミニュケーションツールの1つとして料理やビューティー、音楽などの日常生活に関する写真や映像や情報を共有し、お気に入りのアーティストや有名人などの動向をチェックしています。社会人の場合はビジネスツールとして使用している人も少なくないはず。思うように友人と出かけられないコロナ禍では、社会的繋がりやコロナ関連の情報を求めてソーシャルメディアの使用率も増加しています[#]“How the Coronavirus Is Changing US Social Media Usage.” n.d. Accessed November 18, 2020. https://www.emarketer.com/content/how-coronavirus-changing-us-social-med.... 。若者に限らず、30代以上の成人の間でも使用率が増加しているのです。

 

 

 

 

ソーシャルメディアの使用による精神の健康へのリスク

単純に過度のスマホの利用は眼精疲労や視力低下、肩こりなどの身体的な健康リスクが伴いますが[#]“[大学生のためのスマートフォン行動嗜癖の自己評価尺度の開発].” n.d. Accessed November 18, 2020. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/advpub/0/advpub_43046/_pdf/-ch.... 、それより懸念すべき点はソーシャルメディアの利用と精神の健康リスクの関連性です。あるアメリカの調査では、一般的に12歳~17歳の13%がうつ病、32%が不安感、18歳~25歳の25%が何かしらの精神疾患を持っていることが報告されていますが[#]National Institute of Mental Health. Mental Illness. Nimh.nih.gov. https://www.nimh.nih.gov/health/statistics/mental-illness.shtml. Updated February 2019. 、研究者はこういった精神疾患はソーシャルメディアの使用の増加に関連していることを示唆しています[#]Twenge JM, Joiner TE, Rogers ML, Martin GN. Increases in depressive symptoms, suicide-related outcomes, and suicide rates among US adolescents after 2010 and links to increased new media screen time. Clinical Psychological Science. 2018; 6(1):3-17. 。必ずしもソーシャルメディアの使用が精神的な障害を引き起こすとは言い切れませんが、被験者がFacebookのアカウントを1か月閉じたところ、うつ病と不安感が改善され、幸福度や満足度が増したという最近の調査報告もあるように[#]Allcott, H., Braghieri, L., Eichmeyer, S., & Gentzkow, M. The welfare effects of social media. American Economic Review, 2020; 110(3), 629-76. 、ソーシャルメディアの利用と精神的健康リスクの関連性は否定できません。女子は男子よりも人との交流を重視する傾向があるため、ソーシャルメディアを多く利用するとともにそれによる精神的ダメージを受けるケースが男子よりも多く、欧米で社会問題化しています。

 

 

また、以下のような点も問題提起されています。

 

・FOMO(フォーモ)
FOMO(フォーモ)とは、「fear of missing out」の略で、取り残されること、見逃してしまうことの恐怖、を意味しますが、例えば、ソーシャルメディアなどで自分が誘われていないイベントやパーティーなどの写真等を閲覧することで、自分が疎外されているのではないかという気持ちに陥り、否定的な感情をもたらす可能性があります。友人間で後れを取らないように最新の情報なども欠かさずチェックしてしまうのも同様の心理。FOMO(フォーモ)によってソーシャルメディアへの依存が更に強くなります。

 

・他人との比較によるコンプレックス
オンライン上では毎時さまざまな写真や動画が投稿されています。自分をより良く見せようとするために極端な編集処理をされた投稿画も今や当たり前。こういった画像と自分自身を比較することで、自分の体を否定的に感じコンプレックスとなります。その影響から、自分自身も編集により偽った写真を投稿するなど悪循環に。

 

・オンラインでのいじめや中傷
オンラインでのいじめは言葉の通り、ソーシャルメディアなどを通じて発生するオンラインのいじめや中傷です。10代の若者の72%がオンラインでのいじめを受けた経験があるというデータがあるように[#]Selkie EM, Fales JL, Moreno MA. Cyberbullying prevalence among US middle and high school–aged adolescents: A systematic review and quality assessment. Journal of Adolescent Health. 2016; 58(2):125-33. 、オフラインで行われるいじめとはまた質が異なるこのネットでのいじめの被害者は、教師や両親にも認識がされにくく、解決方法が見つからないまま苦しい思いをしている現状があります。

 

睡眠障害の可能性。

上記のような精神的リスクも理由となり睡眠に大きな影響を与える可能性もあります。11歳から17歳までの若者は、睡眠よりもソーシャルメディアの使用を優先するという研究データがあります[#]“Identifying Drivers for Bedtime Social Media Use despite Sleep Costs: The Adolescent Perspective.” 2019. Sleep Health 5 (6): 539–45. 。これは、ソーシャルメディアでの友人とのやり取りを遅滞なく行うことで友人との社会的交流を保ち、交流を怠ることで友人から敬遠される恐れ等が原因となっています。こういった夜間のソーシャルメディアの利用により、睡眠不足、翌日のパフォーマンスの低下などが起こっているのです。

また、スマホの画面のブルーライトは体内時計のリズムを崩し睡眠に悪影響を与えることも。

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デジタルデトックスでスマホ離れを。

ソーシャルメディアの使用を制限するには、スマホをいかに手放すかがポイント。以前の記事「「スクリーンタイム」を使ってデジタルデトックス!」では、スマホ中毒から抜け出す方法を掲載しています。アプリケーションなどを上手に活用して、自分がどれくらいスマホに依存しているかを知る事で意識的に管理することができます。

 

定期的に子供とコミニュケーションを!

気が付かない間に自分のお子さんがソーシャルメディアの深みにはまっている可能性もあります。スマホの使用の管理や制限をすることでお子さんとソーシャルメディアの距離感を作り出してあげましょう。過度な監視は親子間の不信につながる可能性も。しっかりとコミニュケーションを取りソーシャルメディアでの出来事や悩み、問題点を上手に聞き出すしてあげることも大切です。

 

まとめ~親にも認識して欲しいソーシャルメディア・スマホ依存。~
若年層の精神的疾患の多くがソーシャルメディアと関連のあることが調査や研究によって指摘されています。毎日欠かさず持ち歩いているスマホにより無意識のうちに自分を追い詰めてしまっている可能性も。使い方次第ではとても便利なスマホの使用について管理を意識的に行い現実世界のことにも視野を広げて、ソーシャルメディアから適度な距離を置くのがおススメ。また、親御さんはお子さんのソーシャルメディアの使用状況などを認識し、コミュニケーションを通して問題点を見つけ出すように努めてあげてみてください。

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