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今使っている入浴剤、本当に健康にいいの?
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今使っている入浴剤、本当に健康にいいの?

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・入浴剤に含まれている流動パラフィンや香料や流動パラフィンなどの化学物質
・入浴剤を使わなくてもお風呂を楽しむ方法とは?

 

1日の終わりにゆっくりと湯船に浸かると気持ちが良いですよね。温かいお風呂に入ることで心身共に少なからず健康へプラスへ働くということは科学的にも証明されています[#]Silverman, Leah. 2018. “8 Reasons You Should Indulge in a Good Long Bath.” Town & Country. February 26, 2018. https://www.townandcountrymag.com/style/beauty-products/a18673205/hot-ba.... 。このお風呂の効果を更に上げる目的で入浴剤を使用したり、お菓子みたいに色鮮やかで見ているだけで楽しくなるバスボムを使用する人もいます。何も考えずに香りが好きだから使っている人もいます。でも、特に吟味して選ばない限り、市販されている入浴剤のほとんどには健康に悪影響を与える可能性のある化学物質が多分に含まれています。今回は、入浴剤に含まれている化学物質とその健康リスクをお伝えしていきます。

 

入浴剤に含まれている避けるべき化学物質

入浴剤もさまざまな種類がありますので、含まれている成分も商品によって特長が異なります。まずはいくつかの商品の成分表を見ていきましょう。

 

温泡(ONPO) ボタニカル入浴剤 ナチュラルフローラル 4種

【有効成分】炭酸水素Na、乾燥硫酸Na、炭酸Na【その他の成分】コハク酸、デキストリン、PEG6000、ケイ酸Ca、カモミラエキス-1、ローマカミツレエキス、ローズマリーエキス、ノバラエキス、アロエエキス-2、ヨクイニンエキス(ハトムギエキス)、オトギリソウエキス、シナノキエキス、トウキンセンカエキス、ヤグルマギクエキス、クロレラエキス、流動パラフィン、BG、香料

 

ヤングビーナス

【有効成分】セスキ炭酸Na、【その他の成分】ホウ酸、酸化チタン、別府温泉精製湯の花エキス、加水分解カゼイン液、ポリアクリル酸Na、ポリアクリル酸、ベントナイト香料黄202(1)、精製水

 

バスクリン入浴剤 ジャスミンの香り

【有効成分】乾燥硫酸ナトリウム、炭酸水素Na【その他の成分】L-グルタミン酸ナトリウム、ホホバ油、無水ケイ酸、デキストリン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、香料黄202(1)黄4青2青1、粘度調整剤
流動パラフィン
 

 

気になる成分をピックアップしてみました。

 

香料

フレグランスとも呼ばれている合成香料の一番の懸念材料は、その細かな成分の表示義務がない点。シャンプーや石鹸をはじめ入浴剤などの美容品や日用品の香料にはほとんどといってフタル酸エステルが含まれていると思われます。フタル酸エステルは人間のホルモンの作用を妨げる環境ホルモン(内分泌かく乱物質)。多くのメディアや専門家によってその有害性が伝えられています。このフタル酸エステルが含まれていなければ企業からしてみればアピールのチャンス。フタル酸エステル未使用などと明記されている商品はあまり存在しないため、ほとんどの香料に含まれていると疑うべきでしょう。

 

合成着色料

色鮮やかな製品は視覚的に楽しめるのでついつい惹かれてしまいますよね。以前の記事では、合成着色料の健康リスクをお伝えしましたが、口に入れないからといって安全であるとは限りません。ある研究では、こういった合成着色料が経皮吸収されることが指摘されていますので[#]“5つの病因論 化学物質汚染 第2回.” 2013. August 9, 2013. https://www.yamanouchishounika.jp/blog_natural/349.  [#]Lucová, M., J. Hojerová, S. Pažoureková, and Z. Klimová. 2013. “Absorption of Triphenylmethane Dyes Brilliant Blue and Patent Blue through Intact Skin, Shaven Skin and Lingual Mucosa from Daily Life Products.” Food and Chemical Toxicology: An International Journal Published for the British Industrial Biological Research Association 52 (February). https://doi.org/10.1016/j.fct.2012.10.027. 、アレルギー反応を引き起こしたり多動性障害(ADHD)などのリスクがあると考えられています。また、赤40、黄5、黄6などの合成着色料には発ガン性の可能性が指摘されています[#]Bell, Becky, MS, and RD. 2017. “Food Dyes: Harmless or Harmful?” January 7, 2017. https://www.healthline.com/nutrition/food-dyes. 。合成着色料は非常に多くの種類がありますが、基本的には避けるに越したことはないのです。ただ色がきれいだから、という理由で全身をこうした着色料にさらすのは愚の骨頂と言えます。

 

 

ホウ酸

日本やカナダでは化粧品での使用が禁止されているホウ酸[#] “4 Toxic Reasons Why You Should Avoid Commercial Bath Bombs.” 2017. February 23, 2017. https://www.davidwolfe.com/4-reasons-avoid-bath-bombs/. 。なぜか入浴剤には使用が可能なのです。このホウ酸も上記のフタル酸エステルと同様に内分泌かく乱物質としてその有毒性が高いとされています[#]“EWG Skin Deep®.” n.d. Accessed September 15, 2021. http://www.ewg.org/skindeep/ingredients/700799-BORIC_ACID/.

 

コハク酸

貝類をはじめとする動植物に広く存在しているコハク酸。ph調整剤として使用されます。一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられていますが、安全性試験データ不足のため詳細は不明とされています[#]“コハク酸の基本情報・配合目的・安全性.” n.d. Accessed September 15, 2021. https://cosmetic-ingredients.org/ph-adjuster/3091/. 。すべての人に同じように安全であるとは限りません。アレルギー性疾患などで悩んでいる人は、こういう細かなことに気を配ることも大切です。

また、化粧品などにも含まれている樹脂のアラビアゴム[#]“アラビアゴムとは…成分効果と毒性を解説.” n.d. Accessed September 15, 2021. https://cosmetic-ingredients.org/film-forming/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%9.... や粘土鉱物のベントナイト[#]“ベントナイトとは…成分効果と毒性を解説.” n.d. Accessed September 15, 2021. https://cosmetic-ingredients.org/stabilizing/%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88.... などの物質のほとんどは

 

「一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。」

 

とされています。個々で使用期間や頻度、また体質なども異なりますので必ずしも安全であるとは言い切れない物質を頻繁に使用する必要はないのです。

また、色鮮やかなバスボムに関しては、ほとんどの日本の商品が成分表を割愛していました。少々疑問でしたので、海外の情報を調べたところ、入浴剤と同様に、香料、人工着色料をはじめフタル酸エステルやホウ酸が含まれているケースがほとんど[#]“4 Toxic Reasons Why You Should Avoid Commercial Bath Bombs.” 2017. February 23, 2017. https://www.davidwolfe.com/4-reasons-avoid-bath-bombs/. 。泡立ちが優れたバスボムに関しては、製造過程によって環境ホルモンのエチレンオキシドを生成する可能性のあるラウレス硫酸ナトリウム(SLS)が含まれています[#]モデーアジャパン合同会社. 2019. “「安全性に賛否ある」成分とは Vol.1 ラウリル硫酸ナトリウム&ラウレス硫酸ナトリウム/モデーアジャパン NEWS LETTER.” PR TIMES. September 6, 2019. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000034068.html. 。こういったバスボムは、食品でいうところの着色料、添加物がたっぷり入った色鮮やかなキャンディーのようなものだと思ってください。それでも使いたいですか?

 

わざわざ入浴剤を使わなくてもお風呂は楽しめる!

袋を開けて入れるだけの入浴剤は確かに簡単。でも、何も入浴剤に頼る必要はありません。香りを楽しみたいのであれば、100%天然精油のアロマオイルをお湯に入れずにバスルームに設置したり、硫酸マグネシウムを成分としたエプソムバスソルトを使うなど、手軽で超健康的な代替手段はたくさんあります。特に、硫酸マグネシウムであるエプソムソルトは、睡眠を促進するホルモンのメラトニンの生成を促進し[#]Peuhkuri, Katri, Nora Sihvola, and Riitta Korpela. 2012. “Dietary Factors and Fluctuating Levels of Melatonin.” Food & Nutrition Research 56. https://doi.org/10.3402/fnr.v56i0.17252. 、ストレスを和らげ、動脈や血栓の硬化を防ぐなどの健康効果が期待できると言われています[#]EPSOM SALT USES & BENEFITS n.d. Accessed September 15, 2021. https://seasalt.com/epsom-salt-uses-and-benefits. 。硫酸マグネシウムは体に害がないため肌の弱い人でも安心です。実際使用してみると入浴後に肌が滑らかになることを実感できるはずです。以前の記事で、高濃度のエプソムソルトの塩水に浮かぶことで、五感を解放してリラクゼーション効果をもたらすと言われているアイソレーションタンクについてお伝えしていますので是非ご参考に。また、天然素材のみを使用した入浴剤も販売されているので、少々値が張りますができればこういった商品を選ぶようにしましょう。

 


 

 

まとめ~今使っている入浴剤、本当に健康にいいの?~
大切なのは、効果が期待できる成分は何が入っているか?ではなくて、健康リスクが伴う成分は何が入っているか、ということ。以前の記事でもお伝えしたワセリンや染髪剤、ボディーソープやシャンプーもしかり、誇大広告が伝える健康効果を鵜呑みにしてはいけません。知らない間に健康リスクを伴うことで本末転倒になるのがオチです。お湯で希釈されているとはいえ、化学物質に何十分も浸かっていることを想像するとゾッとしませんか?それでも入浴剤を使いたい人は原材料をしっかり吟味した上でどうぞ。
 

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