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ばい菌の巣窟!? キッチンのスポンジを清潔に保つ方法
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ばい菌の巣窟!? キッチンのスポンジを清潔に保つ方法

 

ばい菌の好む環境を想像してみましょう。1年を通してじめじめしていて暖かく、脂肪分などの栄養があるところ……。あなたの家の中でこうした環境がそろっている場所はどこでしょう? 実はキッチン。蛇口があり、お湯を使い、食べ物やお皿の汚れが集まる場所です。そしてこれらのすべてにかかわるキッチンツールが、それは汚れ物を洗うスポンジです。「知りたくなかった!」と叫びたくなる、スポンジのばい菌事情をご紹介します。

 

家の中で一番汚いのは、なんとキッチンのスポンジ。

ドイツのフルトヴァンゲン大学の微生物学者、マルクス・エガート博士の研究チームが、14個の使用済み台所用スポンジを調べた結果、1㎤あたり540億個のバクテリアを検出しました[#]Cardinale, Massimiliano, Dominik Kaiser, Tillmann Lueders, Sylvia Schnell, and Markus Egert. 2017. “Microbiome Analysis and Confocal Microscopy of Used Kitchen Sponges Reveal Massive Colonization by Acinetobacter , Moraxella and Chryseobacterium Species.” Scientific Reports 7 (1): 5791. 。DNAシーケンスで検出したバクテリアは118属におよび、ほとんどは人体に致命的な影響を与えるものではありませんが、免疫力が落ちているときには注意を要する細菌も潜んでいることが明らかになりました。

検出されたのは、繁殖過程で雑巾のような悪臭を発し、肺炎の原因にもなるモラクセラ・オスロエンシス、下痢を引き起こす大腸菌、カンピロバクター、傷口から感染して敗血症や髄膜炎などの原因になるエンテロバクター・クロアカ、肺炎を引き起こす可能性がある桿菌クレプシエラなどです。

直接スポンジに触れていない場合でも、そのスポンジが触れた食器やテーブルなどを介して、交差感染が起きるリスクもあります。健康で体力が十分であれば、ただちに影響はないかもしれません。しかし、乳幼児や高齢者、ストレスが強くかかっている状態の成人などで免疫力が落ちている場合には、感染してしまうと劇症化する可能性が増すので安心できません。

 

スポンジ消毒に意味があるか?

家庭で実践されている消毒方法は、下記の3つが主流です。

  • 煮沸消毒
  • 電子レンジを利用した消毒
  • 液体漂白剤を使った消毒

 

研究の検査対象となった台所用スポンジからは、結果として平均的なトイレよりも多くのバクテリアが検出されましたが、サンプルの中には日常的に上記のような消毒が行われていたスポンジも含まれていました。残念ですが、家庭での消毒は意味がないと認識せざるを得ないでしょう。これが現実です。

 

スポンジ交換は少なくとも1週間おきに

一度おろしたスポンジは確実に細菌の温床になるため、毎日の使い捨てができればベストですが、少なくとも週に一度は交換すると良いとマルクス・エガート博士は提言しています。その場合、水切れが良いスポンジを選ぶことで、消毒しやすく、細菌が住み着きにくい環境を作ることができます。

 

おすすめのスポンジは?

  • パックスナチュロン キッチンスポンジ
    目が粗く、水切れの良い食器洗い用スポンジです。お鍋や金属磨きの不織布はついていません。まとめて買えば、単品で買うより50円も安くなります。アマゾンで購入
     
  • スキン台所用スポンジ
    つかみ心地のよいしっかりとしたスポンジは、グラスの底などの磨き洗いに真価を発揮します。モノトーンタイプの色はこれまでの台所用品にはなかったシックな色合いです。アマゾンで購入

 

スポンジのコストを1/2にする方法

もし週に一度のスポンジ交換が不経済だと思うのであれば、スポンジを縦長に1/2にカットして別々に使うこともできます。これでコストは半分になります。

また、鍋や食器の汚れは、先に不要な紙などであらかた掻き落としてから洗うことで、スポンジの汚れを減らすことができます。油汚れを排水として流さず、燃えるゴミとして出すことができるので、排水口のお掃除も楽になります。

スポンジをバクテリアのすみかにしないためには、こまめな交換が最も確実で安心です。自宅のキッチンから健康被害を出さないように、すぐにできる取り組みのひとつです。今日から習慣にしてみてはいかがでしょうか?