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染髪しない選択肢も。髪を染めるとどんな健康リスクが?
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染髪しない選択肢も。髪を染めるとどんな健康リスクが?

geefee ポイント geefee ポイント

・さまざまな要因がある白髪が生える理由
・染毛剤に含まれる化学物質と健康リスクとは?
・天然の染料を使った身体に優しい染毛剤

 

最近では年配層だけではなく若者にも生えてくる白髪。そのまま放置する人もいますが、定期的に白髪染めでお手入れする人も多いはず。白髪が生えてくる理由は多くありますが、染髪しても見た目は良くなるだけで根本的な白髪を抑制する解決にはなりません。むしろ、その化学物質が多く含まれる白髪染めには健康リスクがある可能性も。また、美容のために髪の色をさまざまに変えるのは女性にとってほぼ当たり前の習慣になっています。今回は、髪染めの健康リスクにフォーカスしていきます。

 

白髪が生える理由とは。

老化が進んで、肌や毛髪、瞳の色を作る色素であるメラニンが不足してしまうのが白髪の原因の1つ。しかし、最近では老化が進む前に白髪が生えてくる若者もいます。喫煙や体の酸化ストレス、ビタミンB-6、B-12、ビオチン、ビタミンD、またはビタミンEなどの栄養素の不足などが原因とも言われていますが[#]Mort, Richard L., Ian J. Jackson, and E. Elizabeth Patton. 2015. “The Melanocyte Lineage in Development and Disease.” Development 142 (4): 620–32.  [#]Zayed, Ayman A., Awni D. Shahait, Musa N. Ayoub, and Al-Motassem Yousef. 2013. “Smokers’ Hair: Does Smoking Cause Premature Hair Graying?” Indian Dermatology Online Journal 4 (2): 90. 、単純に遺伝による体質ということもありうるので、白髪が生える理由は個別になかなか特定できないのが実情です。また、精神的ストレスが原因で白髪が増えるという説を耳にしますが、これは確かな研究結果はなく、その信憑性はよくわかっていません[#]Shmerling, Robert H. 2017. “Why Does Hair Turn Gray?” September 18, 2017. https://www.health.harvard.edu/blog/hair-turn-gray-2017091812226. 。甲状腺機能障害などの特定の疾患が原因によるものを除いては、健康面で白髪を過度に気にする必要はなさそうですが、やはりその見た目は気になりますよね。そのために白髪染めを定期的に使用する人も多いのですが、多くの染毛剤には健康リスクの可能性があると言われています。

 

染毛剤に含まれる化学物質と健康リスク

化学物質が多く含まれる髪染めの健康リスクに関しては、さまざまな研究で一貫性がなく賛否が問われていますが、永久染毛剤を持続的に使用している美容師は膀胱ガンのリスクが高くなることが研究で報告されていることから、染毛剤の健康リスクの可能性が示唆されています[#]Bolt, H. M., and K. Golka. 2007. “The Debate on Carcinogenicity of Permanent Hair Dyes: New Insights.” Critical Reviews in Toxicology 37 (6). https://doi.org/10.1080/10408440701385671. 。これは、染毛剤に含まれる化学物質のPPD(パラフェニレンジアミン)やパラアミノフェールが有害である可能性に起因しています。これらについては、あくまでも継続的に使用した場合のリスクであり、個人的な使用に関しては発ガン性のリスクはないとの意見もある一方で[#]Hermann M. Bolt,Klaus Golka“The Debate on Carcinogenicity of Permanent Hair Dyes: New Insights.” n.d. Accessed December 16, 2020. https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10408440701385671?scroll=top.... 、他の研究では個人的な使用者は非使用者に比べて22%から50%膀胱ガンのリスクが増加するという研究結果もあり、安全性の確証は不明です[#]“SAGE Journals: Your Gateway to World-Class Research Journals.” n.d. Accessed December 16, 2020. https://journals.sagepub.com/action/cookieAbsent.

 

 

また、PPD(パラフェニレンジアミン)やパラアミノフェールによるアレルギー反応も懸念すべき点の1つ[#]Heidi Søsted Thomas Rustemeyer...“Contact allergy to common ingredients in hair dyes” n.d. Accessed December 16, 2020. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/cod.12077.  [#]Mukkanna, Krishna Sumanth, Natalie M. Stone, and John R. Ingram. 2017. “Para-Phenylenediamine Allergy: Current Perspectives on Diagnosis and Management.” Journal of Asthma and Allergy 10: 9. 。これには、先天性と後天性が含まれるため、長期に渡りこれらの化学物質に晒されることで、最初は平気だった人もやがてアレルギー反応を引き起こし皮膚炎及び喘息、急性腎不全などを発症した例もあります[#]“Allergy to Paraphenylenediamine.” n.d. Accessed December 16, 2020. https://dermnetnz.org/topics/allergy-to-paraphenylenediamine/.

染毛剤の使用の安全性は研究によって結果はあいまいですが、どちらにしろPPD(パラフェニレンジアミン)やパラアミノフェールのような化学物質は毒性が強く[#]July 2005Journal, Indian Academy of Clinical Medicine “Para-phenylenediamine (PPD) Poisoning” n.d. Accessed December 16, 2020. https://www.researchgate.net/profile/Sumeet_Singla3/publication/26609386....  [#]NOAA Office of Response, and U. S. Gov Restoration. n.d. “P-AMINOPHENOL.” Accessed December 16, 2020. https://cameochemicals.noaa.gov/chemical/3929. 、これらの物質を避けることは健康リスクの回避にも繋がることになると言えそうです。

 


 

 

流行に敏感な低年齢の染毛は注意。

最近は、ファッションの為に十代の若者たちがカラーリングをする事に違和感のない時代でもあります。赤や青やシルバーといったヘアーマニキュアも基本的な化学物質が含まれる染毛剤。12歳の子供が染毛剤によりアレルギー反応が起きた海外の例もあるように、厚生労働省でも低年齢のうちの染毛剤の使用はアレルギーのリスクが高まる可能性があると明記しています。アメリカの医師が言及する染毛に適した理想の年齢は十代後半。特に思春期が終わるまでは避けるべきだと警告しています。

 


 

 

身体に優しい製品もある染毛剤

一般的な染毛剤には以下のように非常に多くの化学物質が含まれています。

 

パラアミノフェノール(有効成分)、メタアミノフェノール(有効成分)、トルエン-2,5-ジアミン(有効成分)、レゾルシン(有効成分)、5-アミノオルトクレゾール(有効成分)、水、ラウレス硫酸Na、POEアルキル(12~14)エーテル、MEA、アルキルグリコシド、エタノール、強アンモニア水、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液、PG、PPG、ヤシ油脂肪酸味るグルタミン酸Na、塩化アンモニウム、香料、無水亜硫酸Na、塩化Na、アスコルビン酸、ミリスチルアルコール、水酸化ナトリウム、エデト酸塩、軟質ラノリン脂肪酸、安息香酸塩、水酸化ナトリウム液、ローヤルゼリーエキス、水解シルク液、無水エタノール

 

健康への意識を高めるのであれば、以下のようなアーユルヴェーダハーブを配合した天然の染料を使った製品を使用するのも1つの方法です。

 

ナンバンアイ葉・ヘンナ・クルミ殻粒・酸化鉄・アンマロク果実・メリアアザジラクタ葉・チャ葉・バコパモンニエラエキス・バラエキス・タカサブロウ葉・カミメボウキ葉エキス・コーヒー種子エキス・アセンヤクノキガム・コロハ種子エキス
 

 

染髪しないという選択肢も。

最近では、ありのままの髪の色の美しさを提唱し、白髪姿売りにするシニア女性の有名人などもいるように、一昔前にような、だらしない、老けてみえる等の白髪へのマイナスな意識は少しづつ変わってきているようです。実際、リクルート社の調査によると白髪染めをする人の割合が男女とも減少傾向に。健康に悪影響を与える可能性のある危険因子を少しでも避けるためにも染髪をせずに自然体でいるという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか?

 


 

 

まとめ~髪を染めるとどんな健康リスクが?~
除草剤のグリホサート(LINK)や歯磨き粉のフッ化物(LINK)のようにその安全性が議論されている物質を含む食品や生活用品は多く存在します。できるだけリスクを回避するためにも、健康へのインパクトに配慮したナチュラルな製品に切り替えるのも1つの選択肢です。特に染髪を行う理由は外見のためというのがほとんど。でも本当に魅力的な外見とは健康であってこそ得られるのです。長期的に考えてこうしたナチュラルな製品を選ぶようにするか、いっそのこと使用しないというのも考えてみては?

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