スピルリナ

今日、私たちの周りにはあらゆる種類の食材が豊富に流通しています。豊富すぎる食材の中から毎日摂取するものを選ぶことは、健康を維持するための重要な課題になってきました。

スーパーフードという言葉が最近健康業界でもてはやされています。健康に良い栄養分を豊富に含んでいて低カロリーなもの、あるいは特定の栄養成分の含有量が他の食材に比べて非常に多いものなどがスーパーフードといわれています。

これまでgeefeeでは様々なスーパーフードについてご紹介してきましたが、今回はそれらの中から特に気になる下記の4つに注目します。
スピルリナ
モリンガ
マカ
ブロッコリースプラウト

これらは栄養価が非常に高く、少量の摂取でも栄養成分を効率よく摂ることができるので、とってもお勧めな食材なのですが、日本ではなかなか手に入りにくかったり、味の関係でなかなか料理に取り入れにくいものも。また、継続的に食材として摂取していくのも大変ですよね。そこで、本来食材であるスーパーフードをサプリで補給するというのも一つの方法です。

１）スピルリナ
水中で生息する藻の一種。アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど50種類以上の栄養成分を豊富に含んでおり、強力な抗酸化・抗炎症作用や悪玉コレステロールを減らす作用、アレルギー性鼻炎の症状の改善など、素晴らしい効用が報告されています。

サプリメントとして最近世界中で人気の高いスピルリナ。古代アステカ人も食べていたというスピルリナは、NASA（米国航空宇宙局）が宇宙での栽培研究に採用したこともあり[1]、最近の研究では、地球上に存在する「最も完全な栄養食」だと言われています。このスピルリナの驚くべきパワーの秘密を探ってみましょう。

スピルリナとは？
スピルリナとは、シアノバクテリア（ラン藻類）と呼ばれる微生物で、藍藻と呼ばれる原核生物の一種。藻類は一般に淡水で生息するのに対し、スピルリナは淡水・海水の両方で生息します。一般の植物のように、光を分解して光合成を行います。

スピルリナの驚くべきパワーの秘密
1.スピルリナは栄養成分の塊
現在、一般的にスピルリナは、乾燥させた粉末の状態でサプリメントとして服用されています。この粉末スピルリナ7g中の栄養成分は以下のようになります[2]。
・タンパク質：4g
・ビタミンB1（チアミン）：0.167mg (推奨量の11%)
・ビタミンB2（リボフラビン）：0.257mg (推奨量の15%)
・ビタミンB3（ナイアシン）：0.897mg (推奨量の4%)
・亜鉛：0.14mg (推奨量の21%)
・鉄分：2.0mg (推奨量の11%)
・脂肪酸（オメガ-6およびオメガ-3脂肪酸を含む）：約0.54g

その他にも、スピルリナには、マグネシウム、カリウム、マンガンなど身体に必要な多くの栄養成分を含んでいます。また、スピルリナに含まれるタンパク質には、すべての必須アミノ酸が含まれており、見方によっては卵よりも良質であるとのことです[3]。