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【ニュース記事】ワクチン接種拒否による麻疹が世界中で増加
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【ニュース記事】ワクチン接種拒否による麻疹が世界中で増加

 

麻疹(はしか)は、人から人へ空気感染する感染力の極めて強い感染症です。予防接種を受けていない感染者が咳をした部屋の中にいるだけでも麻疹ウィルスに感染する可能性があります。この麻疹、予防接種が存在するため、一時は撲滅も近いと考えられていたにも関わらず、最近世界中で発症者が増加しています。

先日、世界保健機関は、2018年に世界的に麻疹の症例が300パーセント増加したことを発表。また、WHOによると、ウクライナ、マダガスカル、インド、パキスタン、フィリピン、イエメン、ブラジルが最も麻疹の感染が増加しています。ただ、驚くべきは、2019年の3月の時点で、アメリカの麻疹の感染者数が1994年以降最大数となる700人を超えていること。これが今アメリカの世論で現在問題視されています。

 

さて、なぜこんなに蔓延し始めているのでしょう?

 

アメリカのような先進国では本来予防接種が受けられるので感染者が出ないはず。それでも麻疹が増加している大きな理由として、様々な思想や宗教を理由に子供の予防接種を拒否している親がいる一部のコミュニティーにいることが挙げられています。例えばニューヨーク州のオーソドックスユダヤ教の一部の宗旨やワシントン州の一部のスラブ移民など。また、予防接種自体が健康に悪い、という情報が一部の健康志向の人たちの間で流れているため、明確な科学的根拠なくただ何となく子供に予防接種を受けさせない親も増加しています。

 

日本でも感染者数は今年に入りすでに1200人を超え、年々右肩上がり。麻疹のように感染力の強い病気の予防接種は、それを受けるかどうかは自分や家族だけでなく、周りの多くの人たちにもインパクトがあるのだということを認識する必要がありますね。

 

引用記事
https://www.vox.com/2019/1/29/18201982/measles-outbreak-virus-vaccine-symptoms

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