オーストラリア人の俳優・監督のデイモン・ガモー氏が、砂糖がジュースや加工食品にたくさん含まれていることに焦点を当てて、自身の体を実験台にして医師や専門家の指導のもとに60日間、オーストラリアの男性の一日の平均砂糖摂取量とされている小さじ40杯(約200g)の砂糖を毎日摂り続けると健康への影響はどうなるか、という内容のドキュメンタリー映画。
過去に日本でも話題になった、マクドナルドの食事を一か月間毎日食べ続けてみるとどうなるか、というドキュメンタリー映画の『スーパーサイズ・ミー』と一見似た話のように見えますが、大きな違いとして、被験者であり監督でもあるガモー氏はその糖分を一般的にヘルシーである、といわれている健康食品などの食材から摂取した点と、一日の摂取カロリー量を従来の食生活から変えていない点。つまり、減量に重要なのはカロリー量であって食べ物の種類は関係ない、という考え方や、ヘルシーフードと銘打った食品なら食べても大丈夫、との考え方にもメスを刺すように設計された実験なのです。