カフェインを断った実体験から見えたこと。
そこで、カフェインの摂取を断ったらどうなるのかを自分を使って実験してみました。単純にコーヒーを飲むのをピタっと辞めるという少々強引な方法を試しました。
1日目
習慣でもあるコーヒーを飲みたいという気持ちを抑えることで頭が一杯で身体的な変化はあまり感じらず睡眠の質も大きな変化はなし。
2日目
朝は何も問題なく過ごし、午後になって頭痛と眠気が襲ってきました。以前に僕もファスティングを試した際に経験がありますが、ケトジェニックダイエットなどでの糖質制限で起きるケトフルーに近い症状です[関連記事:ケトン体ダイエットの副作用、つらい「ケトフル―」を避けるには?]。昼寝をせずにはいられない位の眠気でその日は終了。睡眠の質は比較的良くなったと思いますが、特に印象的な深い睡眠といったわけではありません。
3日目、4日目
相変わらず頭痛と眠気がありますが初日ほどではありません。それよりも、次第に関節が痛くなってきました。特に、腰回りやなぜか脛の辺りがピキピキと痛みはじめ、その痛みが1日中気になり仕事への集中力なども低下。
5日目
お昼過ぎに腰の痛みが爆発しました。耐えられない痛みです。カフェインを摂取しないまま痛みを乗り切るかどうか非常に悩みましたが、ここでカフェイン(コーヒー1杯)を投入。すると1時間もしない間に脛の辺りの違和感が消え、腰の痛みも信じられない位に緩和しました。頭痛も眠気も消え体が生き返ったような感覚です。たった1杯のコーヒーで薬のような驚くほどの回復力でした。そして、コーヒーがとにかく美味しい!
と同時に、自分の体がいかにカフェインで左右されているのかと、少し怖くなりました。上記でも述べたカフェイン耐性により、毎日のコーヒー5杯分のカフェインを摂取した状態が普通になってしまっていたのです。今回のように一気にカフェイン断ちを行うとこういった離脱症状が起きることを身をもって経験できました。この体験から、ここ最近は、1日コーヒー5杯ではなく、1-2杯にしてみたりと徐々に減らし、その流れでコーヒーを飲まない日を入れてみたりとカフェインの摂取量を減らしています。カフェイン摂取が低い状態を当たり前とすることで、摂取したときの効果も大きくなることが実感できています。
ありきたりですが、コーヒーの代わりにお水を飲むようにし2~3週間かけて徐々にカフェインの量を減らすと離脱症状を引き起こすことなく徐々に体を慣らすことができます[#]“Caffeine & Breaking the Habit.” n.d. Accessed December 7, 2020. https://my.clevelandclinic.org/health/articles/15496-caffeine-tips-for-b.... 。カフェインが全くゼロというわけではありませんが、デカフェで代用して徐々にカフェインを減らしていくというのも1つの方法です[関連記事:カフェインを制限したい人のためのデカフェ講座]。緑茶や紅茶もカフェインが含まれていますが、コーヒーよりも少量なので、徐々に減らす過程での代用として活用するのも一案です。
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