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原材料表をチェック!加工食品によく使用される健康を害する添加物ワースト5
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原材料表をチェック!加工食品によく使用される健康を害する添加物ワースト5

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・お店で頻繁に購入できる加工食品に含まれる有害食品添加物
・加工肉に多く含まれる亜硝酸ナトリウム
・健康リスクの是非が問われている食用タール系色素(合成着色料)
・2007年に発ガン性化学物質として特定されたカラメル色素
・日本での規制が緩いトランス脂肪
・お菓子を中心に多くの食品に含まれるアスパルテーム(人工甘味料)

 

食品の原材料名のラベルを見て、ズラっと並んだ不可解な原材料に一抹の不安を感じた経験がありますよね。加工食品には多くの種類の原材料が使用されるわけですが、その中でも健康の観点から特に注意すべき食品添加物があります。中には深刻な発ガン性が指摘されているものも。今回は、身近な加工食品に潜む食品添加物をピックアップしそれぞれの注意度を5段階で評価しました。黒星が多いほど注意を要します。

 

亜硝酸ナトリウム ★★★★★

食品では加工肉の発色剤・防腐剤として使われている亜硝酸ナトリウム。タンパク質が腐敗分解するときに生ずる物質であるアミンと結合して発ガン物質のニトロソアミンに変化します。ベーコン、ハム、ソーセージ、ホットドッグなどの加工肉はその製造・保存の過程でアミンが生じますので、ことは深刻です。

これらの理由から、世界保健機関(WHO)の国際ガン研究機関(IARC)は、加工肉を「ヒトに対しての発ガン性(グループI)」にグループ付けして警鐘を鳴らしています。研究によると、加工肉は、摂取量が多いほど、大腸ガン、乳ガン、膀胱ガンのリスクが高くなる可能性があるのです[#]Chan, Doris S. M., Rosa Lau, Dagfinn Aune, Rui Vieira, Darren C. Greenwood, Ellen Kampman, and Teresa Norat. 2011. “Red and Processed Meat and Colorectal Cancer Incidence: Meta-Analysis of Prospective Studies.” PloS One 6 (6). https://doi.org/10.1371/journal.pone.0020456.  [#]Et al Anderson JJ. n.d. “Red and Processed Meat Consumption and Breast Cancer: UK Biobank Cohort Study and Meta-Analysis. - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29274927.  [#]Et al Crippa A. n.d. “Red and Processed Meat Consumption and Risk of Bladder Cancer: A Dose-Response Meta-Analysis of Epidemiological Studies. - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28070638.

 

 

 

食用タール系色素(合成着色料)  ★★★☆☆

食品、医薬品、口紅等の化粧品、衣服等の工業製品などに使用される合成着色料。数多くある中から12種類が食品添加物として認められています。その中でも食用赤色3号と呼ばれる合成着色のエリスロシンは、ラットを使った研究により、甲状腺腫瘍のリスクを増加させることが報告されています[#]Et al Borzelleca JF. n.d. “Lifetime Toxicity/carcinogenicity Study of FD & C Red No. 3 (erythrosine) in Rats. - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2824305.  [#]Et al Jennings AS. n.d. “Effects of Oral Erythrosine (2’,4',5',7'-Tetraiodofluorescein) on the Pituitary-Thyroid Axis in Rats. - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2160137. 。米国でも、政府によって一度は使用を禁止されましたが、再び使用許可が出されたりしていて、依然として健康リスクの是非が問われています。

合成着色料に関する直接的な人間の発ガン性の根拠となる研究は乏しいのですが、アレルギー反応を引き起こしたり多動性障害(ADHD)との関連は示唆されています[#]Eugene Arnold, L., Nicholas Lofthouse, and Elizabeth Hurt. 2012. “Artificial Food Colors and Attention-Deficit/Hyperactivity Symptoms: Conclusions to Dye for.” Neurotherapeutics: The Journal of the American Society for Experimental NeuroTherapeutics 9 (3): 599.

日本では菓子、漬物、魚介加工品、畜産加工品等が使用対象となっています。一方で、カステラ、きなこ(うぐいす粉を除く)、魚肉漬物、鯨肉漬物、こんぶ類、しょう油、食肉、食肉漬物、スポンジケーキ、鮮魚介類(鯨肉を含む)、茶、のり類、マーマレード、豆類、みそ、めん類(ワンタンを含む)野菜及びわかめ類には使用が禁止されています。健康を意識する消費者としてはこの使い分けも不可解ですよね。

 

カラメル色素 ★★★★☆

世界でも広く消費されている食品着色料であるカラメル色素。このカラメル色素に含まれる、加熱調理されると生成される副生成物の「メチルイミダゾール」が、2007年に発ガン性化学物質として特定されました[#]Hengel M And Shibamoto. n.d. “Carcinogenic 4(5)-Methylimidazole Found in Beverages, Sauces, and Caramel Colors: Chemical Properties, Analysis, and Biological Activities. - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23294412. 。焼き鳥、ソース、焼き肉のタレ、カップラーメン、レトルトカレー、発泡酒、コカコーラなどの清涼飲料水等、非常に多くの食品に含まれます。

 

 

 

トランス脂肪★★★★★

トランス型の二重結合の構造を持つ不飽和脂肪酸であるトランス脂肪酸。複数の研究で、心臓病のリスクが高くなることが分かっています[#]Iqbal, Mohammad Perwaiz. 2014. “Trans Fatty Acids – A Risk Factor for Cardiovascular Disease.” Pakistan Journal of Medical Sciences Quarterly 30 (1): 194.  [#]Et al Oomen CM. n.d. “Association between Trans Fatty Acid Intake and 10-Year Risk of Coronary Heart Disease in the Zutphen Elderly Study: A Prospective Population-Based... - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11253967.  [#]Et al Oh K. n.d. “Dietary Fat Intake and Risk of Coronary Heart Disease in Women: 20 Years of Follow-up of the Nurses’ Health Study. - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15781956. 。また、多く摂取すると2型糖尿病の発症リスクが上がり[#]Et al Hu FB. n.d. “Diet, Lifestyle, and the Risk of Type 2 Diabetes Mellitus in Women. - PubMed - NCBI.” Accessed November 27, 2019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11556298. 、生活習慣病の大きな原因として指摘されています。

アメリカでは、トランス脂肪酸量の表示を義務づけられ規制が強化、中国でさえ表示が義務化されている中、日本では使用が認められているのみならず、表示さえ義務付けられていないのが現状です。

サラダ油、マーガリン、マヨネーズ、ケーキやお菓子に使用されるショートニング、インスタント麺などなど非常に多くの加工食品に含まれています。日本の健康関連規制が世界標準と比べて大きく劣る一例です。

 

アスパルテーム(人工甘味料) ★★★★★

以前geefeeの記事でも特集した人工甘味料のアスパルテーム。スクラロース、アセスルファムなどと同様に多くの加工食品に使用されています。このアスパルテームを巡り、科学者や研究者と企業の間で論争が巻き起こっていますが、精神障害、体重増加、メタボリックシンドローム、2型糖尿病、心血管疾患、血液のガンのリスク等、数多くの健康リスクが報告されていることを考えると、避けるべき人工甘味料の1つとgeefeeは考えます。

飴、ガム、スポーツドリンク、エナジードリンク、お菓子類等、非常に多くの食品成分表示で見ることができます。

【関連記事】「避けるべき甘味料の筆頭は「アスパルテーム」?

 

 

 

 

上記の5つ以外にも、健康への悪影響が報告されているグルタミン酸ナトリウム(MSG)や体の炎症、糖尿病、肥満のリスクが高まる高果糖コーンシロップ、ビタミンCと組み合わさると発ガン性のあるベンゼンを発生させる可能性のある安息香酸ナトリウムなど、安全と言い切れない添加物が多く存在します。

【関連記事】「避けるべき?!簡便なうまみの化学調味料MSG(グルタミン酸ナトリウム)

これらの食品添加物を見てみると、コンビニやスーパーなどで普通に販売されている加工食品のほぼ全てにどれかが含まれていると言えるでしょう。健康へのリスクについては添加物によって高低はあるし、加工食品をゼロにするのもなかなか現実的でない場合もあるでしょう。しかし、健康意識の高いgeefeeユーザーとしては、なるべく加工食品は避けて、無添加の自然の食材を使用した食事を心がけたいものですよね。

 

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