心疾患や脳卒中と並んで日本の三大疫病と呼ばれているガン。病気による死因の第一位であることが長年報告されています。統計によると、日本人が一生のうちにガンと診断される確率は男性で65.0%、女性で50.2%、日本人がガンで死亡する確率は男性で26.7%、女性で17.8%と、決して他人ごとではなく、誰でも発症する可能性のある身近な病気であることが分かります。このガンの発症要因は非常に多彩で特定することがなかなか難しいため、予防や対策は生活習慣や食生活の改善を心掛けるしかないわけです。一方、「ヒトに対する発ガン性がある」と評価された避けるべき有害物質が私たちの身近なところに多く潜んでいることも事実です。今回は、この身近な発ガン性物質にフォーカスしていきます。