痒みやチクチクした痛みのような症状と共に皮膚の一部が盛り上がり赤みを帯びる膨疹(ぼうしん)が現れる蕁麻疹。こういった症状が一か月以上続くと慢性蕁麻疹と呼ばれますが[1]、日本では10万人以上がこの慢性蕁麻疹であると言われています。しかし、慢性蕁麻疹の原因は不明なことが多く、病院で診察して貰ってもストレス性と言われ、症状を抑える薬を処方されるだけでなかなか根本的な解決策が見つからない人も多いはずです。直接大病に至るような疾患ではありませんが、とにかく毎日痒くてツライ、、、。今回は、そんな不快な思いをしている人のために、慢性蕁麻疹になりえる原因の可能性を探っていきます。
まずは食物アレルギーを疑う。
慢性蕁麻疹の原因の1つとして考えられるのが食物アレルギー。ほとんどの病院で最初の診察でアレルゲンとなっている食物を特定する食物アレルギーテストが行われます。結果次第では、毎日食べている小麦や牛乳などがアレルゲンとなっていることも。また、アレルギー体質は年齢や環境などで変化する可能性も。以前に問題なかった食物がアレルゲンになっている可能性もあるので、この食物アレルギーテストを行うことは基本中の基本。病院に行かなくても自宅で簡単にテストを受けることができます。